Micro Brand｜個性際立つマイクロブランド腕時計

フランス・パリ発の独立系ウォッチブランド MU:N Watches（ムン ウォッチ）。その名の由来である「月（Moon）」の神秘をテーマに、複雑機構「ムーンフェイズ」を現代的に再解釈。時計愛好家のコミュニティから誕生した同ブランドは、デザインや仕様を参加者と共に創り上げる“共創型”の開発スタイルで注目を集めています。透明性を重視し、部品コストや製造背景まで公開する誠実な姿勢も特徴。デザインは「シンプルさと詩情」を軸に、北欧的なミニマリズムと自然の色彩を融合。光の角度で表情を変える文字盤や、月の満ち欠けを思わせる造形が静かな存在感を放ちます。「ORIGIN」では芸術性、「ORION」では最先端技術を体現し、月とともに歩む時間をデザインするブランドです。

バルチックは、アンティークウォッチコレクターを父にもつ、エティエンヌ・マレク氏が2017年の4月にクラウドファンディングサイト＂キックスターター＂でのプロジェクトを機に本格始動を開始。プロジェクト開始直後から1300個を売り上げ、翌月発売した限定品200個の時計も45分で完売させるほどの勢いだ。バルチックのコレクションは、マレク氏の父が残したアンティークコレクションからインスピレーションを得ていることが特徴。ラインナップされている時計はいずれも絶妙な雰囲気を醸し出し、アンティークと見紛うほどの完成度を誇る。

CORNICHE（コーニッシュ）は、幼少期からの友人であるNiklas Roja とFelix Winqvistによってスウェーデンのストックホルムで2012 年に設立されました。ミッションは実にシンプル。人々の最も大切な所持品である「時間」を刻みながら、人々をより良く見せていくお手伝いをしていく事です。自身のルーツであるフランスのプロヴァンス＝アルプ＝コート・ダジュールにインスピレーションを見出します。美しく広がる海岸線、ヤシの木の香りや温かい夕焼け、時を忘れ楽しむヨットセーリング、この人々を魅了してやまないこの場所に、恋に落ちました。良質な時計への愛があなた自身のストーリーへも影響するものとなる事を願っています。かけがいのない毎日が、普通でありながらも特別な日々となるようにCORNICHEは努力をし続けます。

革新的なデザインと宇宙の神秘を融合した時計ブランド「スペースワン」は、時計職人テオ・オーフレット氏と伝説的ブランドの復興に携わるギョーム・ライデ氏の協業により誕生しました。大胆な美学と精密な技術、そして物語性を兼ね備えたタイムピースは、クラウドファンディングから始まり、商標問題を乗り越えて成功を収め、今や独立系ブランドの旗手として注目を集めています。なかでも「TELLURIUM」コレクションは、地球・月・太陽の動きを立体的に再現した天体時計で、芸術と天文学を融合。「JUMPINGHOUR」コレクションは、ジャンピングアワー機構を搭載し、未来的な素材とデザインで技術革新を体現しています。スペースワンは、時計を超えた“身につける宇宙体験”を提供します。

「ロルカウォッチ」は、ニューヨークを拠点に活躍するシンガーソングライター、ジェシー・マーシャント氏によって設立されたブランド。スイス人の母とカナダ人の父を持つマーシャント氏は、幼少期から音楽に親しみ、15年前に音楽家であり詩人でもあった祖父からゴールドウォッチを受け継いだことをきっかけに、腕時計への関心を深めた。ヨーロッパとカナダを巡るツアー生活の中で、自身の理想とする時計に出会えなかったことから、ブランドの立ち上げを決意した。ロルカウォッチは、ミッドサイズのスイス製機械式時計で、実用性とタイムレスなデザインを兼ね備えている。ブランドのフィロソフィーは、「日常使いできるロマンチックで美しい時計」を実現することにある。

BEAUBLEUは、2017年にニコラス・デュコデール・ファムによって創立され、パリの時計メゾンとして、古典的な時計制作の枠を打破し、斬新なデザイン視点を提供しています。私たちの哲学は、バルザックの有名な言葉に導かれており、「美しいものは常に奇妙である」。パリの青、この都市の象徴的な色、が私たちの主要なインスピレーション源です。創業者でありデザインの責任者であるニコラス・デュコデール・ファムは、自動車と高級製品デザインの専門家であり、製品に物語を込める情熱と素材の扱いに優れています。BEAUBLEUの時計は時間と経験の芸術であり、時間を自由に解釈できる魅力的なアートピースとして位置づけられています。

2017年に設立されたNodus Watchesは、ロサンゼルスを拠点とし、超耐久性の時計とコンポーネントの製造を専門とする時計研究とデザインのリーディングカンパニーである。最先端の技術ソリューションの厳格な研究とテストを通じて、Nodus Watchesは効率的で革新的なデザインにフォームと機能をシームレスにブレンドします。私たちのグローバルサプライチェーンはロサンゼルスで終わり、それぞれの時計は私たちの工房で組み立てられ、調整され、テストされます。より良い未来を計画し、限界を押し広げ、コミュニティを刺激し、愛する人生を創造する。

イギリス・ロンドン発の腕時計メーカー「バンフォード・ロンドン(Bamford London) 」。 2003 年にショージ・バンフォードによって設立された「バンフォードウォッチデパートメント(Bamford Watch Department) 」は、伝統的な高級時計をベースに、卓越した加工技術を駆使して独自のカスタマイズを施す、カスタムウォッチの先駆者ともいえるウォッチメーカー。 ファッションやアートからのインスピレーションを取り入れ、個々の好みやスタイルに合わせて調整・改造がされた斬新で独創的なカスタマイズサービスは、その完成度の高さからタグ・ホイヤーやゼニスなどの有名ブランドからも公認のカスタムメーカーとして選ばれており、世界的に注目を浴びている。

卓越したクラフトマンシップと軍事遺産にインスパイアされたデザインで新たな注目を集めている。1940年代のアメリカ軍用時計の伝統を受け継ぎ、現代のライフスタイルと調和した独自の時計コレクションを展開し、時代を超えた価値を提供する。第二次世界大戦中のアメリカ軍用時計の厳しい環境下での使用に耐えた軍用時計の堅牢さと精度に魅了され、その設計哲学を現代に伝えるべく、ブランドを立ち上げた。ヴィンテージ風のデザインを最新の時計製造技術と融合させ、クラシックなミリタリースタイルを現代的に再解釈している。各モデルには、歴史的な軍用時計の要素が取り入れられ、そのストーリーを次世代に伝える使命を担っている。高品質な素材と職人技を駆使して製造され、日常のあらゆるシーンで活躍できるアイテムとなっている。「プレジダス」は社会貢献活動にも積極的に取り組んでおり、腕時計の販売の一部を退役軍人支援や軍事遺産の保存活動に寄付することで、ブランドの時計を購入することがコミュニティへの貢献にもつながることを強調している。この取り組みを通じて、エンドユーザーに対して、単なる時計ブランドを超えた存在であることを示している。未来への展望「プレジダス」は、過去の伝統を尊重しながらも、未来を見据えた製品開発を進めている。

2018年、ベルギー・ヘントにて設立。創業者“Stijn Busschaert（スタイン・ブッシャールト）”氏は、ヴィンテージ時計コレクターとして知られる存在です。「シンプルなエレガンスと高い実用性」を掲げ、ベルギーでデザイン、スイスで製造された高品質な時計を、現代にふさわしいスペックで提供している。メローウォッチの時計は、コレクター精神にあふれ、長く愛される本物の道具として、ヨーロッパを中心に高い評価を受けています。ブランド名「Méraud」は、古いフランス語で「きらめくもの」を意味する言葉に由来します。

2014年にインドネシアのデザイナーHerman氏によって設立。Herman氏はグラフィックおよびマルチメディアデザイナーとしてのバックグラウンドを持ち、シンガポールでウェブデザイナーとしてキャリアをスタートした後、広告業界での経験を活かし、独自のデザインエージェンシー「Pomato Asia」を立ち上げた。リマウォッチは、彼のデザインに対する深い情熱と独自の視点を反映した時計ブランドである。ブランド名の「LIMA」はインドネシア語で「5」を意味し、その数字がブランドの理念や哲学を象徴している。美しいデザインと優れた機能性を兼ね備えた時計を追求し続け、そのデザイン哲学は基本的な幾何学的な形状をベースにして、シンプルでありながら視覚的にインパクトがある。

Fukushima Watch Companyは、代表の平岡氏が長年の時計業界経験を活かし、震災復興をきっかけに設立された国産の機械式時計ブランドです。平岡氏は、東日本大震災後にボランティア活動を通じて福島の魅力に惹かれ、福島県南相馬市に移住しました。ここを「日本のジュネーブ」として時計産業を盛り上げ、世界に福島の魅力を発信することを目指しています。
2019年のバーゼルワールドに出展し、海外メディアからも注目を集め、特にアメリカの「HODINKEE」から評価を得ました。同社の代表作「mirco TYPE-02」は「メイドインジャパン」としての価値を体現しており、福島から新たな時計文化を創出する姿勢を表しています。福島の未来を支えるための時計ブランドとして、その成長を目指しています。

BRAVUR (ブラヴァ) は、2011年にストックホルムを拠点として立ち上げられ2年の開発期間を経て最初のコレクションを発表しました。スウェーデンのスモーランドという田園地方で育ったMagnusAppelryd とJohan Sahlin は、その壮大な環境の美しさへの愛を美しいタイムピースへ注ぎます。インダストリアルデザイナーだった二人は、ファッションアクセサリーとしてのスカンジナビアデザインと、本物である素材を使うという普遍性や品質における妥協を許さない、ファッションとインダストリアルデザインのちょうど中間を生み出します。すべての時計パーツはオリジナルにデザインされ、時計技術の最高峰であるスイスにて生産・組み立てされます。

香港拠点の時計メーカー兼デザインスタジオであるアニコーンは、グラフィックデザイナーのジョー・クワンと起業家のクリス・チャンによって2014年に設立され、シンプルで現代的なデザインを特徴としています。彼らの2番目の時計であるシリーズK452は、わずか24時間でKickstarterで成功した。アニコーンはFastcompany、Hypebeast、Highsnobiety、GQ（UK＆ポルトガル）、DesignMilkなどの世界中のデザインおよびライフスタイル誌で取り上げられ、NASA、ダニエル・アーシャム、フィリップ・コルベールなどとの幅広いコラボレーションでも知られています。

2010年、フランス人のアラン・マーリックと、フランスからロサンジェルスに移住したジェローム・マージュによってスタートしたウォッチブランド、「MARCH LA.B」。ビアリッツにおける伝統的なヨーロピアンスタイルと1960年代アメリカのストリート要素が調和し、どこか懐かしさのあるデザインが特徴。時代の気分を見事に反映した、レトロな雰囲気を持ちながらモダンなデザインが最大の魅力である。細部の仕上げやディティールにもこだわりを見せるフランス製。新進気鋭でありながらフランスの「コレット」やイタリアの「ルイーザ ローマ」といった著名なショップでも取り扱いがあり、世界中のファッショニスタの注目を集めている。

2022年独立時計作家日高進一氏が彼自身の名前を冠したブランドを設立。 日高氏が時計制作に着手したのは、日本の独立時計師である菊野昌宏先生に関するテレビ特集を見て衝撃を受けたことがきっかけ。そこから、自己学習により時計製作を習得し、さまざまな時計ブランドを独自の視点から研究を続けた。

2011年スイスにて創業されたカスタムウォッチメーカー。元々は時計職人がユーザーの注文に基づいてカスタマイズしていたのが始まりとされ、その技術は高級ウォッチブランドにも認められている。トゥールビヨンを搭載したモデル製作や仕上げにADLC加工を施すなど、妥協のない遊び「究極の贅沢」を追究し続けている。

Chronofixeの歴史は、19世紀半ばに遡ります。1857年、スイス国境近くのドゥー峡谷にあるラ・ラスで創業されたChronofixeは、フランスで唯一、高度計クロノグラフの生産を認可された時計製造会社でした。1950年代初頭、フランス国防省は空軍用クロノグラフ時計の仕様を定め、高い耐久性と飛行対応能力を備えたモデルを求めました。これに基づき製造された時計は「Type 20」として知られ、主に空軍のパイロット用装備として供給され、政府所有の財産とされました。1950年代末から1960年代にかけて、一般市民の間でも機能性クロノグラフへの関心が高まり、軍用刻印を除いた同仕様の時計が製造されました。現在では、軍人だけでなく、民間パイロットやクロノグラフ愛好家にもコレクションとして親しまれています。