Old Watch Brand｜老舗の名門腕時計ブランド

ニバダグレンヒェンは1879年に”ヤコブ・シュナイダー”によって設立されたスイスの時計ブランドで、実用時計を得意とし、数々の名作を世に送り出してきた古豪である。1950年代に発表された『アンタークティック』は55年から56年にかけて南極探検のミッションにも採用され、過酷な環境下の使用にも耐えうる信頼の高い腕時計として世界的地位を確固たるものとした。その後、1963年には200M防水と高い防水機能を備えたクロノグラフ『クロノマスター』を発表。この勢いで躍進を続けるかと思われたが、1970年代のクオーツショックの煽りを受け、1980年代に1度はその歩みを止めることとなる。その後、長い冬眠期間を経て、ニバダに転機が訪れる。2019年にウォッチブランド『WilliamL.1985(ウィリアムエル1895)』を立ち上げた”ギョーム・ライデ”氏と、時計メーカー『モントリシャールグループ』のオーナーである“レミ・シャブラ”氏がニバダ使用のライセンスを獲得。かつての趣をそのままに現代へと蘇らせた。

スイス発の老舗ウォッチブランド「ヴァルカン(VULCAIN）」。1858年にモーリス・ディティシャム兄弟によってスイスのラ・ショードフォンで設立された腕時計マイクロブランド。豊かな歴史と卓越した技術による優れた品質とデザインが特徴であり、創業以来、クロノメーターやクロノグラフなどの複雑な機構を作り出し、数々の賞に輝くマニファクチュールブランドとしての実績を築いてきた。創業から約1世紀が経過した頃、ヴァルカンは世 界で初めてアラーム機能を搭載した機械式腕時計「クリケット」を開発。アラーム音がコオロギの鳴き声に似ていることからその名前は付けられた。この革新的で優れた有用性を持つ腕時計は、世界中で大きな反響を呼び、歴代のアメリカ大統領が着用したことから「大統領の時計」とも呼ばれるまでに至った。2002年に本拠地をスイスのル・ロックルに移し、卓越した技術を活かした革新的なモノづくりを続けてきたが、近年はいくつかの困難に直面し、表舞台から姿を消していた。しかし、2022年にはブランドのアイコンである「クリケット」に新しいキャリバー「ヴァルカン自社製キャリバーV10」を搭載して復活。さらに、1970年代に活躍したツーカウンターデザインのクロノグラフモデルやヴィンテージ感漂うスキンダイバーを次々に発表した。ヴァルカンの腕時計は、時計愛好家をもうならす長い歴史と驚きの品質を備え、日常において上質な時間とスタイルを提供する。

Excelsior Park / エクセルシオパークは1866年にスイスのサン・ティミエで創業したクロノグラフ専門メーカー。名だたるブランドのムーブメントを製造していた経歴もあり、耐久性の高いムーブメントが搭載された当時のオリジナルモデルは、いまだ多くの時計マニアから支持を受けて絶大的な人気を誇っている。しかし、クオーツショックの煽りを受け、惜しまれつつも1度ブランドの歴史に幕を閉じた。知る人ぞ知るブランドになってしまったが、2022年、昨今復活を遂げたスイス発の腕時計ブランド「Nivada Grenchen/ニバダ・グレンヒェン」復活の立役者でもあるギヨーム・ライデ氏と時計業界のインサイダーで構成されたといわれるユリウスグループによって再びその心臓に血を巡らせ動き始めた。

スイス・キアッソ発のダイバーズウォッチブランド「SQUALE（スクワーレ）」。 フランス語でサメを意味する同ブランドは1945年にスイス・ヌーシャテルでシャルル・フォン・ビューレン氏により、時計パーツのサプライヤーとして創立され、今では名だたるブランドのケース製造に携わってきた。やがて、ダイバーズウォッチに焦点を置き、オリジナルの時計を作り始めるようになる。そして世界で初めての1,000M防水時計を完成させた。 かの有名なダイバー、ジャック・マイヨール氏が1970年に伊豆半島沖が水深76mのフリーダイビングを成功させたときに使用していた時計もSQUALEだった。有名な時計ブランドのような華やかな歴史はないが、ダイバーズウォッチの質と基準を確立した代名詞となっている伝説のダイバーズウォッチブランド。現在のSQUALEは1970年代のデザインからインスピレーションを得ているものが多く、古き良きデザインを継承しつつ、ブランドのアイデンティティとも呼べる防水性、高品質な外装をしっかりと現代まで引き継いでいる。

アクアスターは1962年、スイスのジュネーブでフレデリック・ロバート氏によって設立。天才マーク・ジャスィンスキーの協力のもと、アクアスターは数々の特許を取得。次々にダイバー・レガッタに向けたプロフェッショナルグレードの腕時計を誕生させました。