時刻を合わせるときに、引き出してクルクル回す、時計の横についているあの小さなツマミ。このツマミは「リューズ」と呼びますが、漢字で書くと竜頭(または龍頭)と書きます。
なんだかかっこいい名前ですが、どうしてこんな呼び方になったのでしょうか。
目次
答え
答えはこれです。


お寺やお城にある釣鐘の頂上には、吊るすための持ち手がついています。よく見ると、その部分は龍の頭の形に彫られていて、これを「龍頭(りゅうず)」と呼びます。
鐘を吊るす龍頭と形が似ていることから、時計の横にあるあの小さなツマミも「りゅうず」と呼ばれるようになりました。
「いや、時計のリューズと釣鐘の持ち手ってあんま似てなくない?」
そう思いますよね。
時計といえば懐中時計だった

実は、腕時計が普及する以前、時計といえば懐中時計でした。
懐中時計はチェーンで吊るして持ち歩くため、時計の真上にチェーンを通すリングがついており、リューズもその付近にありました。この「リング+ツマミ」の姿が、まさにお寺の鐘の龍頭そっくり。
その後、腕時計の時代になっても、名前だけはそのまま受け継がれて、今もリューズと呼ばれているのです。
リューズのデザインにフォーカスして時計を選んでみても面白いかも知れませんね。
EX. 英語圏では"Crown"
ちなみに、釣鐘に馴染みのない英語圏ではどうでしょうか。
リューズは 「Crown(クラウン)」、つまり「王冠」です。
時計の上部にあって、滑り止めのギザギザが付いてれば、王様がかぶる王冠に見立てて呼んだことは容易に想像ができますね。
※本記事は、HºM'S" WatchStore バイヤーチームによる読みものコンテンツです。
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