2026.02.14 Update.

海で証明された「本物のダイバーズ」。SQUALE(スクワーレ)が1959年から守り続ける信頼のかたち|HMS Brand Picks #06

岩場に置かれたSQUALE(スクワーレ)のダイバーズウォッチ 1521シリーズの物撮り写真

1959年創業、スイス発のダイバーズウォッチブランド SQUALE(スクワーレ)

ダイバーズウォッチを選ぶとき、
私たちはついブランド名や防水性能(ATM)の数字を先に見てしまいます。

けれどSQUALEは、その順番を静かに問い直してくれる存在です。

“誰が着けたか”より、“どこで使われたか”。
ロマンより先に、海の現実に立ってきたブランドです。

SQUALEというブランド

SQUALEが掲げるProfessional Diving Watches since 1959

SQUALEというダイバーズウォッチブランド

1950年、シャルル・フォン・ビューレンはスイス・ヌーシャテルに工房を設立します。
当時まだ未成熟だった潜水用腕時計の分野に、早い段階から取り組んだ工房でした。

1959年7月10日、「Squale」の商標が登録されます。
同時にダイビングウォッチケースの特許も取得。

SQUALEは最初からブランドを名乗ったわけではありません。
まず極めたのは、ケースでした。

SQUALEがケースメーカーから始まったという事実

SQUALE(スクワーレ)の裏蓋に刻印された品質の証であるシャークマーク

1960年代、SQUALEは他ブランドへダイバーズケースを供給します。
文字盤6時位置やケースバックのシャークマークは、その品質の証でした。

ダイバーズウォッチにおいて、最も重要なのはケースです。
水圧に耐える構造、ガスケット設計(浸水を防ぐためのゴムパーツの構造)、ねじ込み精度(ケースと裏蓋をしっかり密閉するための加工精度)。

SQUALEは“見えない部分”から時計を作ってきたブランドです。
この順番が、説得力を生みます。

SQUALEが海と共に積み重ねた信頼

広告ではなく、深度が語った歴史

ダイバーに長く愛される腕時計SQUALE(スクワーレ)

1965年、エンツォ・マイオルカがSQUALE Masterを着用し67mの世界記録を樹立。
1970年、ジャック・マイヨールはSQUALE 2002で76mへ。

これは広告ではなく、実運用の結果です。

1970年代にはイタリア海軍やフォルゴーレ空挺旅団へ供給。
2017年にはイタリア国家警察ダイバー部隊の公式サプライヤーとなります。

SQUALEは“ヴィンテージの栄光”ではなく、継続してきた実績を持つブランドです。

SQUALEの哲学

海に対して誠実であること

SQUALEの哲学は派手ではありません。

ダイバーズウォッチは水中という誤魔化しの効かない環境で使われる道具。
だからこそ必要なのは、確実に機能すること。

過剰に盛らない。
数字を誇示しない。
デザインで機能を崩さない。

SQUALEは「必要十分」を守り続けています。

Swiss MadeというSQUALEの基準

ラグジュアリーではなく、責任の表示

Swiss MadeというSQUALEの基準

SQUALEにとってのSwiss Madeは、装飾的な言葉ではありません。

分業と専門性で発展してきたスイス時計産業の中で、
ケース製造という専門分野からスタートしたブランド。

Swiss Madeとは、
精度の安定と整備性を担保する基準。

SQUALEはその実務的な意味を体現しています。

代表モデルに見るSQUALEの輪郭

1521 完成された道具のかたち

4時位置にリューズを配したSQUALE(スクワーレ)1521。ポリッシュ仕上げのケースが特徴

SQUALEを語るうえで、
まず外せないのが1521です。

1970年代に誕生したこのモデルは、
いわば「完成された道具」のかたち。

クッションケースともラウンドケースとも言い切れない、
独特のフォルム。
4時位置のリューズ。
過剰にならないインデックス。

どれも派手ではありません。
しかし、水中での実用性を考え抜いた結果として
自然に行き着いたデザインです。

1521は、
“ヴィンテージ風”ではありません。

実際にプロフェッショナルの現場で使われてきた設計が、
いまもそのまま通用しているモデルです。

だからこそ、
時計好きには設計の整合性が刺さり、
初めてのダイバーズを探している方には
「なんだか安心できる形」に見える。

1521はSQUALEの思想を最も正直に表すモデルです。

1521シリーズは世界的にもベストセラーとなっておりThe SQUALEデザインとも言える伝統的なデザインテイストです。

SUB-39 原点に立ち返るサイズ感

SQUALE(スクワーレ)SUB-39 原点に立ち返るサイズ感

SUB-39は、
1962年のプロトタイプをルーツに持つモデル。

39mmというサイズ感は、
現代基準では決して大きくありません。

しかし実際に腕に乗せると、
不思議なバランスの良さがあります。

これは単なる“復刻”ではなく、
当時の設計思想を尊重しながら
現代の着用感に整えた結果。

SUB-39は、
「ダイバーズは大きい方が正義」という流れに
あえて乗らないモデルです。

SUB-39シリーズはGMT搭載モデルやCOSC取得モデルなど実用性と正確性に重きを置いた仕様となっています。

Super Squale 日常との接点

SQUALE(スクワーレ)Super Squale 日常との接点

ダイバーズウォッチというと、
無骨さやタフさが前面に出がちです。

しかしSuper Squaleは少し違います。

どこかクラシックで、
どこか柔らかい。

これは、
1960年代のスイス製ダイバーズに共通する
“日常と海のあいだ”の空気感を受け継いでいるから。

タウンユースでも違和感がなく、
それでいて水辺にも強い。

Super Squaleは、
ダイバーズを特別な装備ではなく
生活の延長線上にある道具として提示しています。

スキンダイバーの仕様そのものを体現した軽量かつ200m防水の信頼性もある設計で薄型ダイバーズウォッチの王道スタイルとも言えるでしょう。

ブロードアロー針は視認性が高く大きめなインデックスがそれをさらに引き立てています。

MASTER プロフェッショナルの証

SQUALE(スクワーレ)MASTER プロフェッショナルの証

Enzo Maiorcaが67mを記録したときに着けていたのが
Squale Master。

このモデルは、
単なる歴史的エピソードの装置ではありません。

厚みのあるケース設計、
堅牢な構造、
徹底した視認性。

フリーダイビングという極限環境で
「壊れないこと」が最優先だった時代の思想が
凝縮されています。

MASTERは、
SQUALEが本当に海の中で使われてきた
ブランドであることを物語る存在です。

昨今発覚したMasterは1,200m防水を備え、ケースとブレスレットをグレード5チタンを用いて設計されたプロフェッショナルダイバー仕様になっています。

ブレスレットにはマイクロアジャスト機能が備えられておりウエットスーツ等を来た際にも簡単にサイズ調整が可能で利便性に富んだ作りとなっております。

ダイバーズを“過去の記号”にしないブランド

SQUALEの代表モデルに共通しているのは、
どれも“昔の形”でありながら、
懐古に見えないこと。

それは、
設計の出発点が常に機能にあるからです。

・1521は完成形
・SUB-39は原点
・Super Squaleは日常との接点
・MASTERはプロフェッショナルの証

どのモデルも、
違う角度から同じ思想を語っています。

最後に

SQUALEは、派手さで選ぶブランドではありません。

海に対して誠実だったこと。
ケースから始まった設計思想。
現場で積み重ねた信頼。

ダイバーズウォッチを“テーマ”ではなく、“基準”としてきたブランドです。

時計に興味を持ち始めた方には、ダイバーズの原点として。
長く時計を見てきた方には、設計の整合性を再確認する一本として。

SQUALEは、背景で選ぶブランドです。

※本記事は、HºM'S" WatchStore バイヤーチームによる読みものコンテンツです。
商品に関するお問い合わせは、各商品ページまたは公式サポートよりお願いいたします。

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