腕時計を選ぶ基準が、
「スペック」や「価格」だけではなくなってきた今。
服装やライフスタイルの変化に合わせて、
“どう使えるか” “どう馴染むか”が
時計選びの大きな軸になっていると感じます。
私たちHºM'S" Watch Storeバイヤーチームも、
その変化を日々、現場で実感しています。
そんな今の空気感に、
とても自然にフィットしてきたのが
CORNICHE(コーニッシュ) Visionnaire(ヴィジョネア) でした。
目次
ブランド初となるレクタングルケースを採用した意欲作
Visionnaireは、
CORNICHEにとって 初のレクタングル(長方形)ケースを採用したコレクションです。
これまでのCORNICHEといえば、
クラシックなラウンドケースを軸に、
ファッションと時計の距離感を丁寧に調整してきたブランド。
そのCORNICHEが、
あえてこのタイミングで
レクタングルというフォーマットを選んだ。
ここに、
このコレクションにかける本気度が見えます。
単なるデザインチェンジではなく、
ドレスとカジュアルの境界線を、もう一段更新するための形
という印象です。

こだわった機能と素材 —— 見た目だけで終わらせない
Visionnaireを実際に手に取って感じるのは、
「ちゃんと使う前提で作られている」ということ。
まず特筆したいのが、
7層AR(反射防止)+指紋防止コーティングを施したサファイアガラス。
レクタングルケースは
どうしてもガラス面が目立ちやすい形状ですが、
この処理によって
光の反射や指紋が非常に抑えられています。
さらにムーブメントには、
信頼性の高いMIYOTA製クォーツを採用。
・精度が安定している
・扱いに気を遣いすぎなくていい
・薄型ケースとの相性が良い
Visionnaireのキャラクターを考えると、
この選択はとても合理的です。

Visionnaire Rose Gold Sandが“ただのレクタングル”で終わらない理由

― 日本の老舗帆布「富士金梅」ストラップという、手触りのある選択
Visionnaire Rose Gold Sandを手に取ったとき、
まず「なるほど」と思わされたのがストラップでした。
ローズゴールドPVDのケースに、
レザーではなく コットン×帆布(キャンバス) を合わせる。
これだけで、このモデルが狙っている着地点が見えてきます。
いわゆるドレス一辺倒ではなく、
“品のよさ”を保ったまま日常に寄せる。
そして、使い込むほどに時計が馴染んでいく方向へ持っていく。
そのために選ばれているのが、
日本の老舗帆布メーカー 富士金梅(ふじきんばい) の素材です。

帆布=ラフ、ではない。表情と耐久のバランスが違う
帆布というと、
「カジュアル」「ラフ」「夏っぽい」といったイメージが先に立ちがちです。
でも富士金梅の帆布は、
ラフさよりも先に “密度” を感じるタイプ。
織りが締まっていて、手触りが硬すぎず、柔らかすぎない。
この「ちょうどよさ」が、
レクタングルケースの端正な造形と相性がいいんです。
レザーのように“ドレス方向へ寄せる”のではなく、
かといってナイロンのようにスポーツへ振り切るわけでもない。
クラシックと日常の間に橋を架ける素材として、
帆布が最適解になっている感覚があります。
Visionnaire Aventurine

アベンチュリンという素材を、“装飾”で終わらせなかった理由
Visionnaire Aventurineは、
一見すると最も“華やか”に見えるモデルかもしれません。
深いブルーのアベンチュリンガラス文字盤。
光を受けるたびに、星屑のような粒子が静かに揺れる。
ただ、このモデルが上手いのは、
アベンチュリンを主張させすぎていない点です。

星屑のようでいて、決して派手ではない
アベンチュリンガラスは、
角度や光量によって表情が変わる素材です。
ですがVisionnaireでは、
インデックスを排し、
針とケースラインを極限まで整理することで、
素材の美しさを「一点集中」で見せています。
結果として、
・キラキラしているのに、うるさくない
・存在感はあるのに、服装を選びすぎない
という、かなり難しいバランスに着地しています。
これは、
CORNICHEが得意とする
「引き算のデザイン」そのものだと思います。

夜に強い時計、という価値
Visionnaire Aventurineは、
日中よりも夜の方が映える時計です。
ディナー、バー、少し照明を落とした空間。
アベンチュリンの粒子は主張しすぎず、
“気づく人だけが気づく”表情を見せます。
ドレスウォッチほど構えなくていい。
でも、カジュアルすぎるのも違う。
そんな夜のシーンに、
このモデルは非常に相性がいい。
Visionnaire Silver on Bracelet

最も“日常に強い”Visionnaire
4モデルの中で、
もっとも汎用性が高いのが
この Silver on Bracelet です。
ステンレススチールケースに、
同素材の7連ブレスレット。
一見すると王道ですが、
Visionnaireの場合、この「普通さ」が最大の武器になります。

レクタングル×ブレスレットの、ちょうどいい距離感
レクタングルケースというと、
どうしてもドレス寄りに見えがちです。
ですが、
ブラッシュ仕上げを主体としたシルバーケースと、
ジュエリー感を抑えたブレスレットを合わせることで、
・スーツでも浮かない
・Tシャツでも違和感がない
という、かなり広い守備範囲を持っています。
このモデルは、
Visionnaireを「特別な一本」ではなく、
毎日着ける時計として成立させたバージョンだと思います。

バイヤー目線で見る“完成度の高さ”
派手な素材も、
ストーリー性の強いディテールもありません。
でも、
・傷が目立ちにくい
・季節を選ばない
・コーディネートを考えなくていい
という条件を、すべて満たしている。
正直、
「迷ったらこれでいい」ではなく、
「迷わずこれでいい」モデルです。
Visionnaire Yellow Gold on Bracelet

ジュエリーライクでありながら、嫌味が出ない理由
最後が、
Yellow Gold on Bracelet。
フルポリッシュのイエローゴールドPVDに、
同色のブレスレット。
文字だけ見ると、
かなり主張が強そうに感じるかもしれません。
でも実物は、
驚くほど“品がいい”。
ゴールドを「誇示」ではなく「演出」に使う

このモデルが成立している理由は、
ケースサイズとプロポーションにあります。
24×39.5mmというコンパクトなレクタングル。
厚みも抑えられている。
そのため、
ゴールドでありながら
時計だけが浮くことがありません。
アクセサリーの延長として、
スタイル全体をまとめるゴールド
という立ち位置に収まっています。
性別も、シーンも限定しないゴールド
このモデルは、
明らかにユニセックスで使える一本です。
・シャツ+スラックス
・シンプルなニット
・モノトーンコーデのアクセント
こうした装いに合わせると、
一気に完成度が上がる。
「ゴールド=特別な日」ではなく、
ゴールド=自分のスタイル
として使えるのが、このモデルの強さです。
4本を並べて見えてくる、Visionnaireの本質
Visionnaireは、
素材違いのバリエーションモデルではありません。
それぞれが、
・Aventurine:夜と余白を楽しむ
・Rose Gold Sand:日常に寄せる上品さ
・Silver on Bracelet:毎日使える完成形
・Yellow Gold on Bracelet:スタイルの芯になる存在感
という、明確な役割を持っています。
バイヤーとして見ると、
ここまでキャラクターを描き分けている新作は珍しい。
Visionnaireは、
「どれが一番売れそうか」ではなく、
「どれが自分の生活に合うか」で選ばせてくれるシリーズです。
それ自体が、
このモデルが一過性では終わらない理由だと思います。

バイヤーからのひとこと
Visionnaireは、
派手なスペックや話題性で
選ばれる時計ではありません。
けれど、
日常の中で自然に手が伸びる。
服を選ぶように、
その日の気分で着け替えたくなる。
そんな “生活に近い時計” だと感じています。
CORNICHEが
このレクタングルケースに込めたのは、
流行ではなく、
これから先も使い続けられるバランス。
その感覚に共感できる方には、
ぜひ一度、手に取っていただきたい一本です。
どれが正解、ではなく、
どれが自分の生活に一番近いか。
Visionnaireは、
そんな選び方を思い出させてくれるシリーズだと思います。
※本記事は、HºM'S" WatchStore バイヤーチームによる読みものコンテンツです。
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